2011霜月の句・師走の句
旧暦は、実体験の季節感と合っていると思うのですが12月はどうしても霜月と言うより師走。師走ももう押し詰まってあと幾日もせずに2011年も終わりです。
壱 渓谷に火を焚く匂ひ昼餉いかな
弐 月食や暗き星々冴え行きて
参 山門の色響き合ふ冬紅葉
四 電飾を揺らして風の十二月
五 プレハブに忽然と聞く霰かな
さて、壱に関しては誰も取らず、先生のコメントもなし
弐に関しては暗き星々よりも最初の考えた縦三ツ星のほうが良いとのこと
月食や縦三ツ星の冴え行きて
参は1点入りましたが、冬紅葉がまだ色鮮やかととれば、響くより競ふのほうが良いとのこと
山門と色競い合ふ冬紅葉
もともとは、色の褪せ具合が合って。。。といったら、響くはなお合わない使い方とのこと
四も1・2点入って、先生もはこのままで良いとのこと
五は、プレハブは詩情が無いとのこと。もとは飯場だったと言ったら、そのほうが良いとのこと。考えすぎてだめになった例。
飯場うち忽然と聞く霰かな
でしょうか
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暖冬・暖冬と言っていたが、昨日は朝から霙。高尾山では雪だったそうな。
季節は霜月そして新暦では12月、師走です
今日は、11年ぶりの皆既月蝕。
先ほど、皆既になりました。しかし、月蝕の場合は、何らかの理由で完全に暗い月にはならないと昔教わった覚えがあります。
月蝕や縦三ツ星の冴え渡る
寒の月消ゆるを離れ見やりあふ
冬の月欠け行くを見るや星流る
残念ながらトイカメラでは写真は取れません。
先日潮来へ行った時の、長勝時本堂と冬紅葉
長勝寺に行く途中の稲荷神社では石灯籠が倒れたままになっていました
石灯籠倒れしままに霜降りる
忘年会
この年を忘れ難きや酒を飲む
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