鎌倉吟行
正月三日は、いつもの句会の母体の結社の吟行に参加して鎌倉に行ってきた。
まずは、大きな吟行の開始前に北鎌倉で降りて圓覚寺でちょっとした吟行の予行演習。
なかなか句はできませんでした。
経読みて鐘撞く僧や三日かな
寺の池冬のかわせみ微動もせず
釈迦如来お堂の暗き三日かな
なんてものでした
圓覚寺山門
かわせみはこの程度しか写りません
圓覚寺の洪鐘(おおがね)
国宝です
さて、圓覚寺のあとは本番の吟行です。今回は、結社の新年恒例の吟行とのことで総勢30数名、いつもの句会の人に何人か紹介してもらうが、どうも高名な方々やベテランの方々ばかりで、初心者の私としては一寸気がひける思いでした。まあしかし、そうは言っても誰も取って食うわけじゃなしとりあえずくっついていきました。
コースは、鎌倉駅から本覚寺、妙本寺、常栄寺と日蓮ゆかりの寺をめぐって、八雲神社から祇園山、高時腹切やぐら、東勝寺跡を経て宝戒寺まで約4kmほど。
皆さん、私より年上とお見受けするがお元気です。
最後は鎌倉駅近くのお店を一部借り切って句会です。
私は、五句出しのうち一句だけ一人の方にとっていただき、たまたま同席となった大ベテランの師匠に良かったですねと励まされました。
正直、嬉しかったです。
取ってもらったのは、
水底に波紋の光る冬の川
と言う句です。 これは、滑川という今は昔血の流れがあったという川が、綺麗に澄んで流れているのを即吟したもの。
それ以外は、まあたいしたことありません。
吟行途中の写真を
本覚寺
陽光や金の烏帽子の福娘
妙本寺では、山門の龍が見事に浮き彫りされていました
祇園山見晴台
写真には有りませんが右手に富士です。
見晴るかす三日富士雲かかりをり
宝戒寺では、かがり火を松の内は焚いているそうです。(まあ安全上夜は焚いていないらしいです)
かがり火の燃え盛りをり初詣
これより、
八角の石踏んでゆく初詣
のほうが良かったかな。
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