R峡ボルダー
日曜は、ジム仲間のSさんとY君とR峡ボルダーへ行った。ここは11月に家人と紅葉狩りに出かけて、遊歩道沿いに大きな肌理の細かい花崗岩が多数あるのを見て興奮したところだ。その後インターネットで探すと、本庄庵にも記録が出ているのでシークレットエリアではないだろうが、ほとんど登られた記録はない。
開拓気分も味わえる。
中央道は笹子トンネル崩落で通行できないが、R峡は甲州街道の笹子トンネルを超えたすぐ先にあるので、大月で高速を降りてもそんなに時間はかからない。
ジムで待ち合わせて、1時間とちょっとでバス停のある駐車場へ到着。
R峡の遊歩道に入る。私は前に来たのでわかっているが始めてくるSさんとY君は遊歩道を入ったばかりの所にある岩に早速見入っている。
ああだ、こうだと品評しながら行くがやはり苔が多いのと下地が悪いのでほとんどの岩はパスせざるを得ない。
それでも、暫く下っていくと以前来た時に目をつけておいた下地の良い岩に着く。Y君もここなら良さそうだという。Sさんは途中で他の岩を見に行っていたらしくしばらくして合流する。
どうやら、上の方に大きな岩があって、まだ新しいチョーク跡がついているとのことだ。
とりあえず、もう少し下の岩を見に行ってから、先ほどの下地の良い岩に戻る。
写真は、下の河原にあった小ぶりな岩。手を伸ばすと中央やや上の一本指ポケットに手が届きます。今回は、触りませんでした。
さて、先ほどの岩は上から見ると四角い岩だが3面に登れそうな課題が設定できる。
まずは、川と反対側の苔の生えたスラブ面。
スラブではあるが、3本ほど段差が斜めに走っていて簡単に登れる。
小手調べは、6・7級の課題を設定して登る。これは、どうやら本庄庵の写真にある課題のようだ。
(登っているのは私)
その左の8級くらいの所を登って、つぎに川下側の被った面とのカンテ部をスラブ側のガバホールドを右手でたどってトップアウト。これは自分も他の人も一撃する。
(右手の良いホールドを使ってカンテを右抜け)
つぎは、被った面をランジっぽくガバをとって豪快に登る課題。Y君が一撃し、Sさんもすぐに登るが、私はランジ系が苦手で、左手が保持できずに着地で転んで終了。
(右手のホールドを使わずにカンテを左抜け。推定4級?)
これは、とほほでした。あとから、右手でその前に登った時に使ったガバを使用して、被った面に移ってトップアウト。この登り方は6級ですね。
次に、川側の面に移る。この面は高さはないが薄被りで、トラバースの課題が設定できる。しかし、最初はトラバースしてきたらここからトップアウトだなというところをシットダウンでやってみる。ところがこれが結構難しい。かちでスタートして一手、二手とカチで右足に乗り込んでリップをとめ、その後で悪いマントルを返す。私は、価値が保持できずにリップまで行けず。リップをとめた後の2人は、マントル返せずで皆敗退。(推定3級)
日も陰り寒くなったので、他の岩に行こうとSさんが見つけたチョーク跡のある岩に向かう。この岩は、ほとんど上の人家に近い所にあり、林道の終点になっている。大きなスラブのある面を回り込むと、やや被った面があり、なるほどチョーク跡がある。
とりあえず、その被った面の左端をやってみる。
これは、5級くらいの快適な課題で、私でも1撃できた。
(私も1撃した5級位の課題を登るY君)
その後は、右上する細かいクラックを登る課題をやってみるが、とても離陸できません。Y君とSさんは離陸して一手、二手と手を伸ばすが、なかなか手ごわい課題でした。
夕刻になって来たので、そこで終了。帰りも渋滞にも合わず、1時間ほどでジムに帰着、冬の一日を、のんびり楽しんだのでした。
(Sさんは、右上の岩が茶色くなっているところまで。これが我々の最高到達点でした。この岩の右にはカチの続く高い課題あり。)
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