2012正月の句の続きの続き 高尾句会
さて本日は、今年最初の高尾句会。昨年1月に私が参加したときは10数名だった高尾句会も、年末を挟んで会員が増え今日は25名の参加者。ちょっとこれ以上増えると句会として大変だなあと言う人数になりました。新しく入られた方は、これまで別の結社に居た方が、事情で移られてきた方々が多く、皆さん結構上手い句を読みます。
さて、本年最初の私の五句は、
一 笑い顔さざめき合ひて鮟鱇鍋
二 瀬戸内の汐引いてをり春隣
三 新年や竹筒の神酒汲みかはす
四 うたた寝の夢覚めやらず寒椿
五 午後の陽やみかんたわわな島の家
点が入ったのは 四と五に1点ずつ。
先生の講評は、
一 当たり前の句でつまらない。せっかくの鮟鱇鍋なら鮟鱇を取り合うような描写のほうが面白いとのこと。
私の、最初の句は
笑い顔赤き顔あり鮟鱇鍋 でした と言ったらその方が面白いとのことで、直して失敗の句
二 汐引いて春隣は良いが、汐の引き方を工夫して読むと春隣が生きるとのこと。直してみたのは
瀬戸内の汐遠く引き春隣
三 (当たり前で)おもしろくないとのこと うーんどう直すかまだ判りません。
四 これも最初は
うたた寝の夢から覚めて寒椿 だったと言ったらそっちらのほうが良いとのこと。またまた直して悪くなった。
五 これはできているが、午後の陽が描写として弱い で先輩に助けてもらったのが
海光やみかんたわわに島の家
でした。
その後は皆さんと昼食。まだまだ難しいです。
>
あけましておめでとうございます
さて、正月3日の鎌倉吟行で作った句を大ベテランに添削してもらいました。
五句投句した内で、1点いただいたのは
水底に波紋の光る冬の川
でしたが、これは写生と実感それに読んでスムーズであり季語が生きているとお褒めをいただきました。ほめられると嬉しいですね。
次に、
門々につましき注連や古き道
としたのは発見はあるが読み方が良くないと
門毎に注連つつましく旧街道
としたらどうでしょうかとのこと。これは自分でも門々にというのはちょっとおかしいかなと思いましたし、つましき注連というのもこういう言葉遣いでよいのかとちょっと考えていたのでさらに古き道と言うのは、当初古き街としていたのを道と換えたのですがこれもしっくり来なかったのでなるほど上手く直してもらえるのだと感心したしだい。これを吟行中にできるようになれば良いのだが。。。
もう一句
見はるかす三日富士雲かかりをり
は、中7に無理があると
見はるかす富士に三日の雲かかる
と直していただきました。こうすると、俳句らしいリズムが生まれるとのこと。たしかに最初のままでは五五七になっているので、まだまだこういう破調は実力に伴わないですね。
しかし、これがなかなか抜けられない。
ところで、ほおずきの実が枯れるとこんなになるとは知りませんでした。これは円覚寺で撮りました。
>
今年の年賀状をここに、
皆様お変わりなくお過ごしのことと思います。
昨年は、忘れることのできない一年でした。普通に新しい年を迎えることができるということのありがみを感じるこのごろです。とはいえ、いつもと同じことばかりをして歳を重ねるのは楽しくない。まだまだやることは沢山ある。これからだと思いつ
昨年中はお世話になりました。
今年もよろしくお願いいたします。
元日や海より低き小松原 万太郎
門々飾る緑鮮やか 石人
街中は行きかふ人の着飾りて 石人
コメント