2012神無月の句 の 続き
さて、11月の3連休中日は高尾句会で八王子の夕焼け小焼けの里の近くで吟行。
参加者は8名と少なめだったが、時雨が上がり青空も出てきて良い吟行となった。陣馬街道から、中村雨耕(野口雨耕)ゆかりの宮尾神社に寄って宮司さんの話を聞き、夕焼け小焼けの里で句会。
さて、その時の句
まずは先生に褒められた句
霜月の里山はなほ色満ちて
こちらもちょっと直された(最初崩れてとしたのを薄れてが良いと)が、
関跡の碑文薄れて冬紅葉
あとは先生に言われて少し直していますが、
冬日差し雨耕生家に注連白し
拝殿に塵一つなし冬の朝
山里に雫の光る帰り花
最後の句はまだ推敲中ですが。。。
夕焼け小焼けの歌碑
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立冬も過ぎ、急に気温が低くなって家ではストーブを点け出しました。
秋は終わり冬の気配がだんだんと深まってきています。
今回は、それでまだ秋の句です。
行く秋や噴煙雲に入り混ぢる
行く秋や人形芝居のはねてをり
行く秋を惜しむ如くに岩を攀ず
で、立冬
通勤の朝日の低く冬立ちぬ
屋上で一人の昼餉冬温し
地の酒やのどをするりと酢牡蠣かな
薄青に薄日の射して時雨るるや
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