裏高尾吟行
先週土曜は、句会の吟行。
場所は裏高尾。
私は家から自転車で行って一向に合流。
まずは、日陰沢にある林野庁のキャンプ場まで行く。1週間前の雪はまだまだ数10㎝も積もっていて、ハイキングの人達もピッケルこそ持っていないがまるで雪山に行くような出で立ち、と見るうちになんとスキーを持った人たちまでいた。
日陰沢キャンプ場まで行く途中には、猪の子がかわいそうに雪に足を取られて落ちたか、小さな流れの中に骸となって横たわっていた。
さて、旧街道に戻るとさすがに早春とはいえ春の日差し。
街道筋の家の石垣には三椏が植えられ花を咲かせていた。枝先が三つに別れて花が咲くので三椏と同行の人に教わる。
しばらく行くと、八王子城址に続く小高い丘の雑木林に、鳶が止まって常の声で鳴いている。
鳶はいつも飛んでいるところばかり見ているので、木に止まって鳴いているのは、なんだか珍しい。
摺差しの豆腐屋のそばに、今は使われない講宿があり、軒にかかっている木板に上講とあり色々な講の名が書かれている。これも同行の地元裏高尾出身の方に、この木板は「招き」だと説明を受ける。つまり、今でいえば旅館やホテルなどに団体で泊まるときに、何々様ご一行と書かれた看板を掲げるのと同じこととのこと。
さて、この辺りで時間となり句会場へ。
この日の句
豆腐屋の水の甘さや梅見ごろ
講宿の招きの薄れ春浅し
高らかな鳶の声あり芽吹山
以上が先生やほかの方からとっていただいた句
さて、句会の後はジムに行って、ひと汗流し一日が終わりました。
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