皐月の句2011 続き
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さて、高尾句会の結果です。
今回の投句は
梅雨明けのさっとひと降り首里の城
黒南風や瀬戸の薄暮の長湯かな
自転車で遠まはりして夏至夕べ
父の日やそばを肴に昼の酒
明けの道香水ほのかに残りをり
以上五句
さてさて今回は成績が良く
自転車と父の日の句を先生に選んでもらいました。
首里城の句も選んでくれた人もいて中々良かったです。
講評としては、
首里城の句は、ちょっとこれだけではもったいないとのこと。首里城がさっと降った雨で色が変わったとかもっと工夫が欲しいとのこと。それが出来ないんですが。。。
黒南風の句は、長湯が付く意味が不明とのこと。この句はもとは長湯でなくて、湯音だったんですがそれもだめだとのこと。うーん難しい。西に行くと日が長くて薄明かりの露天風呂でのんびりしたときの句なんですが。。。
香水の句は、明けの道がだめとのこと。元々は早朝乗った電車の車内での出来事だったと言ったら、それを工夫した方が良いともこと。電車ってリズムが取りにくいんですがねぇ。工夫しなくちゃ。
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梅雨たけなわです。
先日行った廻り目平は、白樺の緑がきれいでした。
東日本大震災から3ヶ月。福島い第一原発事故の影響で、日本中の原発が定検後の再稼動に待ったがかかりそうな状況ですね。その結果、関西電力も節電の呼びかけをはじめたという事で、これからどうなるのだろうかと言うのが大方の不安ですかね。
そんな中、村上春樹さんがカタルーニャ国際賞の授賞式で原発反対の立場を表明したと言うニュースがありました。
国際賞の授賞式で、自分の原発に対する立場を表明すると言う態度は立派です。
まあ、今原発推進派の人はあまり大きな顔ができないけどね。ちょっと前まで地球温暖化対策・化石燃料削減の最有力候補は原子力とされていたので、それは今も変わらないとは思うんですが。。。
太陽電池も、風力発電も、水力(潮力)も設備を製造設置するためのエネルギーが必要だしね。不便には戻りたくないしというジレンマですね。
今月の駄句
岩ゆ落つ我が身に青き陽の光
岩を攀じ静かに仰ぐ木漏れの日
梅雨晴れや短き木の影本を読む
瀬戸内に暮れ残る陽の長さかな
梅雨晴れに瀬戸の薄暮の長湯かな
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