2011文月の句 つづきのつづき
高尾句会の結果です。
先日の真鶴の句から少し推敲して出した
法師蝉声の彼方に海静か
の句を先生から取っていただきました。
また秋の雲の句は、秋の雲と秋の海は秋が重なっている必然性が無く、雲が具体的でないとのことで
茜雲映して秋の海暮れぬ
と直していただいて、こちらがやはり良いなあ。
その他
紀ノ川や雨激しけり初嵐と 出した句は 雨激しけりが紀ノ川に具体的でないとのことで例えば川の濁りに着目したらと言われて
紀ノ川の濁りいや増す初嵐 としてみました。
もう一句、兼題の夕顔の実で作った句も、上五は全面的に、中七はちょっとを直していただいて
抱へきて手首さすりし夕顔の実
となりました。
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さて立秋は過ぎても、暑さは甚しく最高気温の耐えがたきほどにという日々が続いていましたが、今日は前線が下がり涼しい大気が東京まで降りてきました。
先日 真鶴で読んだ駄句
夕暮れの海穏やかに法師蝉
秋の雲映して秋の海暮れぬ
文月の日暮れに鳶の声聞こゆ
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もうすぐ立秋。
暑さはまだまだ続くだろうが、朝夕は秋の気配が漂ってくる頃となりました。
先日行った金閣寺の茶屋の緋毛氈が緑に映えてきれいでした。
8月の駄句 まだ気分は夏です。季語も夏。
今日の夏車輪連ねて吹奏団
堀川の犬涼しげに水のなか
大西日山上の岩焦がし行く
金閣やシャッター音と蝉時雨
金閣の光に映えて青紅葉
緑陰に緋毛氈あり茶屋の声
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